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宮澤医院

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宮本倫子

根本原因とデトックス

目次

  1. はじめに デトックスが効率よくできる体を整える
  2. 何を解毒すべき!?
  3. 水銀とカビ毒が脳に溜まる
  4. 水銀とヒ素がミトコンドリアを障害する
  5. 水銀はタンパクの機能を障害する
  6. 水銀による説明のつかない疲労感 2つの理由

はじめに デトックスが効率よくできる体を整える

デトックス。これをうまく行っていく上で一番大事なのは体内の環境です。

「どこの会社のどんなサプリメントを使うか?」よりも、

『デトックスが効率よくできる体を整える』これが一番大事です。

その理由を見ていきましょう。上の図を見てください。

根本治療ピラミッドにおいて、デトックスは下から2番めに

位置付けられています。

図で示すように、実にいろんなものに影響を受けています。

デトックスが効率よくできない人の体ではこんなことが起きています。

●低血糖のせいで、自律神経の緊張(交感神経優位)になって

デトックス効率が大幅に悪化!

●炎症のせいで、胆汁分泌が低下したり(デトックスには胆汁分泌が大切!)、

ミトコンドリア機能の低下してデトックス効率が悪化!

加えて炎症を抑えるために白血球が活性酸素を使って菌を攻撃する為、

活性酸素が沢山出てきて抗酸化力もガタ落ちになって、

やっぱりデトックス効率が悪化!

●腸内環境の悪化のせいで、腸肝循環がうまくいかない。

有機水銀の8割は便に排泄されるし、肝臓での解毒にATPがいっぱい必要だし

エレルギー不足だとデトックス効率悪化!!

というように、いろんなことで影響を受け邪魔されるデトックスです。

ですから前提としてデトックスを効率よく進める為には

体内のデトックス環境を整備しておくことが大事だよね!!

という話になります。

この前提を踏まえた上で、次にデトックスを成功させる3つの柱をお話しします。

1つ目は「何を解毒すべき!?」、

2つ目は「何がどのくらいたまっているの?どうやって検査すればいいの?」

そして一番最後に3つ目、「どうやって解毒すべきなの?」の3つです。

「何を解毒(デトックス)すべき!?」

最初はまず  「何を解毒すべき!?」です。

今の世の中、体に入るとよくないものは沢山ありすぎてキリがありません。

ここでは、デトックス治療の狙いを定めていきます。

デトックスしないといけないものを上の図に示します。

体に蓄積されて起こる障害で厄介なのは

ミトコンドリア機能を障害するものです。

また、出ていきにくいもの=脂に溶けて体内で安定化してしまうもの。

脂でできている大事な臓器といえば。。。。

そう「脳」です。

脳の中に溶けて溜まったり、ミトコンドリア機能を障害するもの。

そういうもののデトックスは積極的に介入して出していく必要がある。

というお話しです。

●脳に蓄積して障害を起こすもの(水銀、ヒ素、カビ毒)

そして、脳に蓄積して障害を起こしやすいものといえば

なんでしょう?

そう、水銀とカビ毒です。

水銀とカビ毒が脳に溜まる

アンドリューカトラー先生の著書、「アマルガムイルネス」には

「水銀の害が問題視されているアマルガムが、

自閉症、発達障害、慢性疲労、線維筋痛症、化学物質過敏症等や

精神疾患の原因だ」とはっきり書かれています。

また、デール・プレデセン博士は著書の『アルツハイマー病 真実と終焉』の中で、「水銀とカビ毒が、アルツハイマー病Ⅲ型を引き起こす」と書いています。

ではどうして水銀とカビ毒が脳に蓄積しやすいかというと、

脂溶性、脂に溶けやすい性質によるものです。

脂溶性で脳血液関門を通過しやすいものが、

その6割が脂質でできているという脳の中に入り込んで溜まってしまうのです。

水銀とヒ素がミトコンドリアを障害する

では次に、ミトコンドリア機能を障害するものは、なんでしょう?

上の図の左側はTCAサイクル、エネルギー代謝を行う回路の図です。

図の左にあるように、細胞内でTCAサイクルを止めてしまうものに

フッ素、水銀、ヒ素、アンチモン、アルミニウムなどがあります。

その中でも、特に水銀とヒ素が影響が強く出ます。

サイクルを止めてしまってエネルギーが作れません。

代謝サイクルの中のどこが障害されているかは、検査でわかります。

クエン酸、シスアコニチン酸、イソクエン酸といった物質の量を測定することで把握できます。

次は図の右側を見てください。

止まってしまうのは、TCAサイクルだけではありません。

右の図は電子伝達系を示しています。

電子伝達系の、複合体の1番が特に影響を受けます。

ここはNADHが関わっているところで、細胞膜のところで

SH基同士の間に水銀(Hg)が入り込んで働きを止めてしまいます。

こういった理由で、水銀はTCAサイクルも電子伝達系も止めてしまって

結果としてミトコンドリア機能が障害されます。

要するにエネルギーの産生が阻害されてしまうのです。

この部分が阻害されているかどうかは有機酸検査(尿)の結果でわかります。

29番のクエン酸、28番のアコニチン酸を比較することで、

アコニターゼという酵素が働いているかどうか、ここが阻害されているかどうかを検査することができます。

水銀はタンパクの機能を障害する

もう一つ。上の図のように、水銀は、アミノ酸のSS結合に非常に高い親和性を持っていて、入り込んだ水銀がタンパクの構造を変えてしまい、せっかく作られたタンパクがちゃんと機能しないということが起こります。

ただ、この親和性の高さを逆手にとって、SS結合を持つ硫黄を含むサプリメントで強力に水銀をくっつけて体外に出す。という方法もあります。

色々と体に悪さをする怖い水銀。さらに水銀の害を見ていきましょう。

水銀による説明のつかない疲労感 2つの理由


上の図はハル・ハギンス博士の著書『本当に怖い歯の詰め物』から

引用したものです。

水銀中毒で最も多いのは、「説明のつかない疲労感」という症状と書かれています。この疲労感は、先ほど述べたミトコンドリア機能の障害が

原因のひとつと考えられます。

しかし、水銀による「説明のつかない疲労感」の原因は、他にも2つあります。

① 水銀がヘムの生合成を阻害する

ヘムの合成というのは赤血球の中にあるヘモグロビンに重要で、

これがうまく合成されないと貧血になって息切れが出て疲労感が出ます。

これはポルフィリン検査という尿検査でわかります。

水銀だけでなく鉛、カドミウムなどの重金属が溜まっていると

何段階もあるヘムを合成する経路が阻害されて、途中の産物の

コプロポルフィリンやプレコプロポルフィリンが尿中に増えてきます。

②水銀が酸素の代わりにヘモグロビンに結合してしまう

2つ目の原因として、ヘモグロビンの中の鉄に水銀が酸素の代わりにくっついてしまい、酸素を体の隅々まで循環させることができなくなります。

どうしてこんなことになるかというと、鉄との親和性が、酸素よりも水銀のほうが高いからです。そして、ヘモグロビンに一度水銀がくっついてしまうと、もうそこは使い物にならなくなってしまいますから、赤血球の寿命である120日の間ずっと水銀がくっついた役立たずの赤血球ということになります。

このような状態になると、血液検査では見た目にヘモグロビンの値が低いわけではないのに血中の酸素飽和度が低くなります。むしろ、体はもっと酸素を必要としていて造血をこなう為に、ヘモグロビンの値は高くなります。

水銀中毒酸素飽和度を測ればわかりますが、普通の血液検査でわからないので、これが問題になります。

そして、図の右のように、ハル・ハギンス博士のデータによると、アマルガムを除去をして水銀の害が減ってくると、酸素飽和度は上昇していきます。

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