雑感
アップルウォッチで心電図も管理可能
アップルウォッチで運動量などが記録でき、iPhoneでデータが見られることは有名。脈拍や運動量以外に、心電図も登録できる機能がある。
ただしデフォルトでは使えないので、海外のiCloudアカウントを取る必要あり。
具体的なステップは、以下の通り。
- 初期状態に戻す
- 日本以外の iCloud のアカウントを取得する
- 海外アカウントでログインする
心電図アプリが自動でインストールされる。
環境要因の重要性
息切れしない方法で最も効果的なのは、「継続的な運動」。
=日々の生活の中でミトコンドリア機能を上げておくこと。
本質への回帰
健康の維持には、サプリメントから食事、食事からライフスタイル改善と、より本質に向かっている。免疫を上げるためには、どんなサプリメントよりも睡眠が重要という話もその一つ。
デトックスについて
はじめに
デトックスはピラミッドの下から2番目に位置し、いろいろな影響を受ける。
例)
・自律神経の緊張、低血糖⇒デトックス効率の大幅低下
・炎症⇒胆汁分泌の低下⇒ミトコンドリア機能の低下⇒抗酸化力の抑制⇒デトックス効率の大幅低下
・炎症⇒白血球が活性酸素を利用⇒活性酸素の増加⇒抗酸化力の低下⇒デトックス効率の大幅低下
・有機水銀の8割は便排泄⇒腸内環境が重要
・解毒には ATPが必要⇒エネルギー産生が重要
結論:デトックスをする前に他の環境を整えるべき。サプリメントや薬よりも、環境が肝要。
今日のテーマ
- 何を解毒すべきなのか?(What)
- 何がどのくらい溜まっているかをどうやって知るのか?(How)
- どうやって解毒すべきか?(How)
何をデトックスすべきなのか?
- 脳に蓄積して障害を引き起こしやすいもの
*脳(=油)の中に入り込んで安定化しているものはデトックスしにくい⇒積極的な介入が必要。
- ミトコンドリア機能を障害するもの
脳に蓄積して障害を引き起こしやすいもの
脳に蓄積して障害を引き起こしやすいものの代表:水銀とカビ毒。
水銀とカビ毒=脂溶性⇒BBB(脳血液関門)を通過しやすい⇒脳に溜まるという仕組み。
ーアンドリュー・カトラー著『アマルガム イルネス』:アマルガムが自閉症、発達障害、慢性疲労、線維筋痛症や化学物質過敏症など、精神疾患の原因
ーデール・プレデセン著『アルツハイマー病 真実と終焉』:水銀とカビ毒がアルツハイマー病の3型
ミトコンドリアを障害するもの
ミトコンドリア機能を障害するもの=フッ素、水銀、ヒ素、アンチモン、アルミニウム。特に、水銀とヒ素が悪い。
水銀
ーハル・ハギンズ著『本当に怖い歯の詰め物』:水銀中毒症状の主たるものは説明のつかない疲労感
*疲労感=ミトコンドリア機能障害→イライラ、鬱、痺れなどに繋がる
水銀による疲労感が起こる原因は、3つ。
- ミトコンドリア機能の低下によるエネルギー不足
- ヘムの合成過程の妨害されることによる鉄不足
- ヘモグロビン機能不全による酸素飽和度の低下
①ミトコンドリア機能の低下によるエネルギー不足
水銀の特徴・・・硫黄との親和性が非常に高い。
◎硫黄と硫黄の「SS結合」の間に水銀が入ってタンパク質の構造を変化させる⇒TCAサイクルや電子伝達系を阻害⇒ミトコンドリア機能の低下
検査方法>有機酸検査または「ワン」
《有機酸検査》29番クエン酸と28番アコニチン酸の値を比較
イソクエン酸<アコニチン酸の場合:クエン酸がアコニチン酸に変わるのにアコニターゼが必要⇒水銀がアコニターゼを阻害⇒イソクエン酸が余る⇒水銀のデトックスが必要と判断できる
↑水銀と硫黄のその親和性の高さを利用し、デトックス可能。
硫黄を多く含む食事やサプリメントを摂り、水銀を付着させて解毒させる方法。
②ヘムの合成過程の妨害されることによる鉄不足
検査方法>尿中のポルフィリン検査
《尿中のポルフィリン検査》コプロポルフィリンやプレコプロポルフィリンが高値
ヘモグロビン合成過程でポルフィリン経路を経由する⇒水銀や鉛やカドミウムがポルフィリン経路を阻害⇒原料のコプロポルフィリンやプレコプロポルフィリンが余る⇒水銀のデトックスが必要
③ヘモグロビン機能不全による酸素飽和度の低下
判別方法>ヘモグロビン高値+酸素飽和度低下
ヘモグロビンの構造・・・1つの鉄分子につき、4つの酸素を付けられる
ヘモグロビンの特徴・・・鉄と酸素との親和性<鉄と水銀との親和性
◎一旦水銀が付いてしまうと離れない⇒赤血球の寿命(120日)の間ずっと水銀が付いた赤血球が存在⇒酸素飽和度の低下⇒体が酸素が必要と判断して造血する⇒ヘモグロビン数値の上昇
ーハル・ハギンズ著『本当に怖い歯の詰め物』:アマルガムを除去すると酸素飽和度が上昇する